ドイツ・ヴァイオリン製作マイスター 佐々木朗の工房日記です。 ホームページは https://www.sasakivn.com です
ブログ記事

工房

若い時にはパワーがあったな

 先日久しぶりに、私が東京ヴァイオリン製作学校在籍中に個人的に行っていた、「ヴァイオリンの音響実験」の一太郎+花子で清書したファイルを開いてみました。  1988年~1990年くらいのドイツに行く前の期間中に書いた非公開 …

ネット検索しているようではいけないのです

 これは私の工房だけの話しではなく、全ての工房、楽器店においても同じなのですが、ネット検索していても何も始まりません。  出向いて、自分の腹を割って、会話をしたり相談をして初めて、何かが始まるのです。  その証拠に、私の …

「研究熱心で努力家の人」が、必ずしも良いとも言えないのです

 私は色々な方と接する機会がありますので、お客様の「パターン」というのも、なんとなく感じています。  特にアマチュアの方の話しですが、とても研究熱心で、そして色々な努力をしている人がいます。もちろん先生にもついてレッスン …

「本物?」、「偽物?」、そういうのはもううんざりです

 この業界の常として、「本物?」とか「偽物?」とかの議論とか、トラブルがあります。裁判沙汰になっていることも多く、私も以前、ある弁護士から相談を受けたことがあるのですが、速攻でお断りしました。大体、日本の裁判では(他国で …

遅い弓のスピードでも、駒寄りでも、弓先でも・・・

・遅い弓のスピードでも大きな音が出せる。・弓を頻繁に返さなくても、ワンボウで音が持続できる。・弓先でも圧力が抜けない。・駒寄りが弾ける。・腕の重さを自然に乗せることができる。・弓がぶれたり、跳ねたりしない。・楽器の音が大 …

今さらですが、ニカワって凄い

 我々はごく当たり前ににニカワを利用しています。しかし、冷静になって考えてみると、ニカワってつくづく凄い性能だなあと感心します。これ以外では仕事が出来ませんから。  蛇足になりますが、日本画家が求めるニカワの品質(特徴) …

子連れのお母さんも聴くことのできる演奏会であってほしい

 先日、私は娘の所属する大学オケの演奏会を聴きに行きました。  そこで、遠くの座席に赤ちゃんを連れた若いお母さんが居たのです。最初はその赤ちゃん、大人しくしていたのですが、案の定途中からぐずりだしました。  それで少し経 …

現在のヴァイオリンの構造をストラディヴァリが完成させたというのは嘘です

 よく「現在のヴァイオリンの構造はストラディヴァリが完成させた」と書かれている文章を目にします。しかしそれは嘘です。  その証拠に、ストラディヴァリの前の製作者(ストラディヴァリが手本とした)の楽器の構造も、ストラディヴ …

ウィーンフィル~雑談

 先日ウィーンフィルを聴きに行ったという記事を書きました。  雑談になりますが、ウィーンフィルのメンバーの中に日本人ハーフ兄弟の方も居ます(日本名は名乗っていませんが)。実はこの兄弟(の弟さん方)、妻が当時ミュンヒェンの …

下手くそなイミテーション新作楽器が氾濫

 この前にも程度の低いイミテーション新作楽器(作られて数年)を見ました。  イミテーション新作楽器って、普通の人にはその技術力が判らないのでとても危険です。私なら絶対にお勧めしません。

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