調整にくる楽器の約1/3~半数くらいは、楽器が黒く汚れています。特に、手が触れてニス表面が薄くなっている部分が黒く汚れているのです。この黒色の汚れは、100%、演奏者の手から付いたものです。

 黒い汚れがニス層や、もっと酷い場合には木材の繊維に染みこんでしまうと、もう落とすことは不可能です。その後にいくらニスの修正を行っても、どうしても楽器が薄汚れた感じになってしまうのです。それではもったいないです。

 それを指摘しても、ほとんどの方は、「おかしいですねえ、ちゃんと手を洗ってから弾いているのですが・・・。」と言うのですが、さらなる意識をしてみてください。

 ご自分の、大切な楽器のために。

関連記事: