私の工房でお売りしているもの、すなわち楽器や弓、そして最近ではオリジナルのエンドピンストッパー”Zauberplatte”、そして調整技術料金、等々、一見どれも高いように思われるかも知れません。

 例えば、最近に何人かの人にお勧めしたエンドピンストッパー板”Zauberplatte”等においても、最初は殆どの方が「エンドピンストッパー板としては高い」と躊躇するのです。しかし、実際に購入された方の感想を聞くと、皆さん「こんなのは今まで無かった!」とか「こういう製品が欲しかったのです!」みたいに言ってくださっています。

 弓でも同じです。私の説明に納得してくださって購入してくださっているとは言え、おそらく最初は「価格が高いなあ」と思われたり、または疑心暗鬼で使い始めたりすると思うのです。しかし、これも上記と同じく、「全然違う」とか「佐々木さんの言うとおりでした」、「今までの悩みが解決した」みたいな感想を頂きます。

 もちろん、数は少ないですが楽器も全く同じです。「こんなに違うものなのか」とか「楽器が教えてくれるのが判る」とかの高い評価を頂いております。

 すなわち、皆さんが最初に考えている商品の価値なんて、正直言って、皆さんが実感している程度(プライドが高い人はカチンとくるかもしれませんが、正直言って程度が低いです)の商品や技術の価格でしか無いと言うことです。実際の商品の価値というのは、商品その物だけにあるのではなく、それを取り巻く技術力の方が割合としては大きいのです。

 だから、一般的常識の価値観なんて、何の意味も持たないのです。また、本質が「皆さんの価値観を越えたところある」という時点で、人を信用できずに、自分自身で色々と探そうとする人には、原理的に本質は求めることができないのです。

 だから自分の殻を破ってもらうために、出向くのです。または、そのためにお金を払うのです。

 それで皆さん(特にネット上だけで私のホームページや、ブログを読まれている方)は、こう思われることでしょう。「ははは、お前がどれほどの者だよ?」と。

 まあ、それに関しては、皆さんがどう評価してくださるかです。私としては、「私はとことん、客観性を追求しています。」としか言いようがありません。その証拠は、私のホームページやブログを読んでもらうしかありません。

 

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