テレビの歌番組で、往年のフォークシンガー達が、昔と全く変わらぬ素晴らしい声で歌っています。歌声って、不思議なくらい変わらないですね。もちろん、見えないところでの努力はしているのでしょうが。

　しかし、現在、彼ら彼女らの使っているギターが、そろいもそろって驚くほど「マーチン」なのです。昔は、モーリスやヤマハだったのに‥。それが良かったのに‥。有名になって、お金持ちになったから「皆、マーチン」になってしまったのでしょうか？

　ちなみについ最近、ある大手のギター専門店（弦楽器部門もある店）にふらっと立ち寄ってみました。そこには高級なフォークギターがたくさん並んでいました。意外にも（失礼な言い方ですが）、ヤイリとかのギターもとても高いのです。もちろんマーチンやギブソンのギターもたくさん並んでいました。

　そこで私は店員に、「国産のギターと、マーチンとではそんなに違うものですか？」と尋ねたところ、「所詮全てはマーチンの真似ですからね」という返答でした。ヤイリとかもたくさん並んでいたので「それぞれの特徴があるので、好みの問題ですよ」という返答を予想していたので、ちょっとびっくり。

　「ヴァイオリンはイタリアでしょう」と言って売っている弦楽器の業界と、ギター界も同じなのでしょうか？それとも、マーチンだけが特別なのかな？

関連記事：