この「ヘフリガー 日本の歌曲を歌う」というCD、ドイツに住んでいたときにお世話になっていたロスバッハさんに紹介してもらったCDなのです。

 日本の歌曲がドイツ語で歌われているのですが、みな素敵です。

 ロスバッハさんの「日本の歌なのに、ドイツの曲みたい」という感想が印象的でした。言われてみたら、この頃の作曲家達は皆ドイツとかヨーロッパで(またはそれを手本として)勉強した人達でした。彼等の日本の文化を向上させたいという真剣さが伝わってきます。

 実は、ドイツで聴いたときには「変なの!」って感想だったのですが、帰国して、何度も聴いている内に、想い出も含めて良さを感じてきたのです。さらに、言葉がドイツ語でよく理解できないので、メロディーの良さが素直に耳に入ってきます。

 私が特に好きなのは「花」と「浜辺の歌」です。流れるようなメロディーが好きです。

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