撮影に多少詳しい人が舞台に乗ってしまって、ビデオ撮影係が機材素人しかいない場合のアマチュア演奏会の場合、4Kカメラ1台だけで舞台全景(演奏者全員がギリギリ映っているくらい)の固定撮影するというのもアリだと思います。

 そして編集ソフトで、わずかな量ではありますがパンしたりズームしたりするのです。ある意味、ハイテクニックなので逆に大変かもしれませんが、可能か?と言えば可能です(私は実行したことはありませんが、個人ビデオ業者の中には既にこのようなテクニックを使っている人もいます)。

 ビデオカメラは4K(4096×2160) 60Pが使えるものが理想ですが、このくらい本格的なビデオカメラを所有している人でしたら、釈迦に説法ですね。

 ちなみに、下の実験動画では、画質劣化無しのアップまでの編集を行ってみました(素材には4K解像度の静止画を使っています)。

 

メリット:
・4Kカメラ一台のセッティングだけ済む。
・カメラが1台だけなので、マルチカメラ撮影と違って、客席を多く占有せずに観客の邪魔になりにくい。
・固定撮影をするだけなので、最初のセッティングと、撮影のオン・オフ、バッテリーの交換だけですむ。
・撮影に不慣れな人でも撮影係担当可能。
・カメラが一台しかないので、マルチカメラ撮影のように、各カメラ間の色合わせ調整とかが必要ない。
・後の編集でどうにでもなるので、ソロ演奏箇所の撮り逃しが無い。

デメリット:
・編集がとても大変(これは慣れの問題か?)。
・4Kカメラが必要。
・ズームアップに限界がある。
・基本的に撮影係が付きっきりで撮影しないので、ピンボケ状態のまま撮影し続けてしまったり、何らかのトラブルで撮影が中断されていたのに気づかないような事もありうる。
・編集テクニックのスキルにもよるが、マルチカメラ撮影&編集と比べて、編集の雰囲気がちょっと不自然になりがち。
・通常のマルチカム編集のように、異なる2画面をミックス透過させて表示させるような編集は、原理的に不可能。

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