今日いらしたお客様はカントゥーシャ作の楽器所有者の方でした。横板と裏板に、若干ケースの跡が付いてしまっていますが、とても綺麗な状態で使われていました。

 そこで私が昨年の夏の猛暑の事を尋ねたところ、「部屋のエアコン付けっぱなし式」を採られていたそうです。

 ただその方もデータロガーで室温を正確に管理して、実測値で室温29℃をキープしたそうです(注)。消極的な冷房設定を行ったため、エアコンによる電気代も、それほどアップしなかったそうです。

 室温を単なる温度計でチェックするだけなく、データロガーで自分の留守中の温度も連続して管理することが大切です。最近は手頃な価格のデータロガーもたくさん発売されています。

 60年代~90年代のカントゥーシャ作の楽器は、日本の夏の気温下ではニスにトラブルが生じる可能性が高いので、「エアコン付けっぱなし方式」か、または私の提案する「水循環マット冷却方式」を採ってください。

注:カントゥーシャ作の楽器をもう長いこと所有しているあるお客様の情報によると、室温26℃が境目だそうです。

 

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