弦楽器奏者の年表を書いていたら、歴史上の巨匠達が、それも同時代に実在していたのだという事をあらためて感じました。冗談ではありますが、こんな感じだったかもしれません。

クライスラー:
 僕が小学3年生の時、僕はもうヴァイオリンはスラスラ弾けました。放課後にはよく、カール・フレッシュ兄さんと一緒に「バッハのドッペル協奏曲」を演奏して遊んだものです。その頃から「美しきロスマリン」のメロディーは頭に流れていましたが、その時には毎日の遊びに夢中で、まだ清書していなかったのです。

 そんな時、新入生にはカザルス君がいました。彼は早生まれなので背が小さいのですが、毎日自分よりも大きなチェロを背負って登校していたのです。演奏のレパートリーは「ぞうさん」だけでしたが、そのチェロの音を聴いて僕はこう感じました。

「彼はチェロの世界を変える」と。僕は「バッハもいいよ」って教えてあげました。

 

 おそらく、巨匠達もこんな感じだったのではないでしょうか?

補足:カールフレッシュとバッハのドッペル協奏曲を弾いていたのは、クライスラーではなくてシゲッティでした。

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