この仕事をしていると、お客様から防音ルームについての質問を受けることもよくあります。

 私もドイツから帰国して直ぐ、木造アパートの一室を工房に改築するに当たって、カワイ社製の2畳(3畳?詳しいことは忘れましたが)タイプの防音ルームを、6畳間に設置しました。この防音ルームはけっこう本格的な防音ルームでした。ドアや壁も分厚く、まるで「建築物」という感じでした。

 それでも、音漏れはけっこうありました。もっとも、このくらい本格的な防音ルームでしたら、苦情が来るレベルの騒音が、来なくなるレベルの音には減っていたはずです。

 その欠点は、防音ルームの価格以上に、部屋が一回りも二回りも狭くなってしまうと言うことです。

 ある建築業者の方と防音室について話をしたことがありますが、「小手先の操作で防音は出来ない」との話でした。すなわち、最初から「地下室に作る」とか、最初から「分厚コンクリート製の壁や、専用扉を付けて、専用設計をする」とかでなければ、という話でした。

 過度の期待は、すべきではないのです。

 しかし「それでもどうにかならないものか?」という方もいらっしゃると思います。本格的な防音ルーム(専用業者の設置作業が必要な、大がかりな物です)は無理としても、と言う方は、簡易的なものを使うしかないともいます。

 例えばこんな簡易吸音室(二人用)という製品が16万円でありますが、どうなんでしょう? ヴァイオリンは弾けるのでしょうか? もちろん理想は、信頼できるメーカー製のしっかりした防音室を設置することです。ただ、こんな製品でも無いよりはましなのかも??

 段ボール製のものもありますが、ちょっと狭くて演奏は無理そうです。

補足:防音で厳しいのは、低音と振動です。高音は比較的防音(遮音)しやすいです。

 

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