少し前に「オイストラフとコーガンのチャイコフスキーVn協奏曲の聴き比べ」という記事を書きました。

 そこでオイストラフの演奏の中で、弓の「圧力」で表現するという具体例があります。オイストラフ演奏の50秒~1分の間の演奏表現を聴いてみてください。これが弓の「圧力」を利用した演奏表現技法です。

 この奏法をするためには、真の意味での性能の良い弓がないと、物理的に不可能です。演奏家の技術力とはまた別の「物理」の話なのです。なかなか信用してもらえませんが。

 私の工房にて弓を購入してくださった方は、「そうそう」と、納得してくださると思います。

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