昨日、録画しておいた読響演奏会の番組を観たら、エマニュエル・チェクナヴォリアンというオーストリア人のイケメン若手演奏家がシベリウスのヴァイオリン協奏曲を演奏していました。
スタイルや顔に似合わず(?)、実に真面目で丁寧な演奏が印象的でした。
そのボウイングも、私が「理にかなったボウイング」と主張しているボウイングでした。弓がはねていないのです。だから音が連続していて綺麗なのです。
おそらく弓の性能が高いから実現できている事です。
ソリストクラスの演奏家でも、こういう「理にかなった・・」が実現できている人って、意外と少ないのです。
その証拠に、カメラがパンしてオケの演奏者が映ると、弓がポコポコって跳ねている人が何人か目にとまりました。一瞬なので確実なことは言えませんが、私からするとよく見かけるボウイングのパターンなのです。もちろん、演奏の才能は凄い人だらけですが。
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