これまでに何度も、「騒音大国日本」と、日本人の音に対しての鈍感さを指摘してきました。ところが、意外なほどの無反響です。これは「演奏者としてのオーディオ」でも同じ雰囲気なのです。

 プロ、アマ問わず、音に関わる我々が、音と音環境に敏感でなくて、良い音を追求できるのでしょうか?

 例えば新宿東口近くの新宿大ガードの交差点に、ヤマダ電機の大きなビルが建っています。そしてそのビルの上にはとても大きなディスプレーが設置されていて、大音量で動画を流しているのです。

 大金をはたいて設置した大型ディスプレーをひけらかしたい気持ちは判ります。しかし、迷惑なのです。五月蠅いのです。

 煙突から有毒ガスの煙をモクモクと排出したり、川へ廃棄物を垂れ流したりしているのと、同じではないですか。これでは後進国なみの悪環境です。

 もちろん新宿のヤマダ電機だけの問題ではありません。おそらく日本全国の大都市はどこも同じだと思います。音公害が酷すぎます。ヨーロッパの大都市で出来ている環境規制が、日本でもできないわけがないのです。

・騒音
・看板、電飾
・電柱
・ゴミ

 上記4つは、後進国の象徴です。ゴミに関しては日本は素晴らしと思いますが、それ以外はどうなんでしょう?

 「良い音の楽器」という事に関してもそうなのですが、ほとんどの方は「音」には大した興味が無くて、関心があるのは「自分の行動(の肯定)」にだけなのでは?って思ってしまいます。そんな否定的な事を言ってはいけないのですが・・・。

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