少し前に「酷いニス修正」という内容の記事で紹介した「湿疹の軟膏塗り」みたいなお粗末なニス修正が施されていた楽器の、ニス修正作業を行いました(それ以外の修理も行っています)。

 下写真の上側が修正前、下側が修正後です。

 何を行ったのかというと、ルーペで拡大しながら、半日かけて丁寧にはみ出している余計なニスの部分を削り落とす作業を行ったのです。実際にはこの後にニスを足したり磨いたりの作業を行うのですが、比較しやすいように、はみ出したニスを削り落としただけの状態で比較写真を撮影しました。

 たったこれだけの事でも、楽器の雰囲気はまるで違うでしょう?

 音には直接は関係しませんが、こういう「雰囲気」も重要な音の要素なのです。そして長い目でみると、こういう楽器の状態が間接的に音に関わってきて、最終的には実際に音に悪影響を及ぼしてしまいます。

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