たぶん、いつの時代でも、私達もそう言われていたのでしょうが、「最近の若者は・・」って、ついつい言いたくなることも多いです。これは弟子の川口君においても当てはまりますし、一般的にもそうです。

 一番そう思うのは、「指示、指摘したらやれるけれど、そうしなければ気がつかない」ということです。「気配り」とか、「自分が行う範囲」の考え方の問題です。自分自身で勝手に、自分の行うべき範囲を限定してしまっているようなのです。これは子どもの頃からの「教育」の悪影響だと思います。「既成の問題は解けるけれど、形になっていない未知の問題には弱い」という感じです。

 楽器に関してもそうです。見える「(薄っぺらな)情報」には強くても、見えない(本当は見えるのですが)「技術」とか「本質」とかにはまるで鈍いのです。また、良い楽器の説明をしたり、試奏させたりすると、その意味(良さ)は理解できるのです。しかし、それを貪欲な気持ちで欲しいとは思わないようなのです。「自分には必要ない性能」と、さらりと言う人もいます。練習は一生懸命行っている人なのに。

 もちろん、愚痴ばかり言っていても何の意味も無いので、じっくり説明して、教育していくしかありません。それが私たちの使命でもあります。ちなみにこれは、川口君の話ではありません、若者全般の話です(川口君も入ってはいますが)。

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