昨年SONYから最高級のウォークマンNW-WM1Zが出て、その音質の事が気になっていました。「音質」への探究心や研究心は私の仕事の核になる部分なので、楽器だけではなくこのようなオーディオ系に関しても、私はアンテナをはっているつもりです。

 この高級ウォークマン、この買い渋りのご時世なのにけっこう売れているとか。

 さて、「そんな凄いウォークマンって、そんなに小さな機械なのに、本当に凄いの?」っていう素朴な疑問です。

 比較とは言え、もともと目的が違う物なので、あくまでも条件付きの比較実験です。

比較機器
・SONY ウォークマンNW-WM1Z 約30万円
・Accuphase DP-550 CDプレーヤー+ Accuphase E460プリメインアンプ
・ヘッドフォン SONY MDR-Z1000

視聴ソース
・SACDはNW-WM1Zにコピーできないので、同一音源を試聴するという前提のために、通常のCDを利用しました。もっとも、高音質のCDのため、テスト条件としては十分だと思います。
・WM1ZにはFLACでコピーして、アンバランス出力からMDR-Z1000で試聴。WM1Zの本来の性能が出るであろう、バランス出力はヘッドフォンの関係から利用していません(追記2)。
・Accuphase DP-550からは、アンプE-460のヘッドフォン出力端子を経由して、MDR-Z1000で試聴。

結果
 予想していた以上に、Accuphaseセットの圧勝でした。音の広がりとか分離が全く違います。WM1Zも、変な味付けがされていないでピュアオーディオを追求しているのは理解できますが、それでも高級オーディオと比較してしまうと、音にベールが掛かった感じがします。

 やはり、コンパクトで安くて(ウォークマンとしてはバカ高ですが)、それなのに音が良いなんて、都合の良い製品は無いのです。逆の事を言えば、Accuphaseの大きさ(重さ)と価格は、ちゃんと意味があるという事です。

 

追記
 ちなみにZX100とWM1Zを比較すると、この差もかなりあります。ZX100の方はノイズ感がありますし、左右の音の分離も悪く、音場感がありません。ZX100を聴いた直後にWM1Zを聴くと、とても品のある澄んだ音に感じます。

 まあ結論は、価格相応と言うところでしょうか?しかし、WM1Zの価格は、ちょっとぼったくりすぎだと思います。

追記2
 後日、バランス接続のヘッドフォン、SONY MDR-Z1Rでも比較しましたが、比較の差の傾向としては、基本的に同じでした。

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