先日、あるお客様が「勉強のためにカントゥーシャ作のヴァイオリンを試奏させてください」との事で、工房にいらっしゃいました。
このお客様は今は大学院生(理系)なので高価な楽器は購入できないのですが、それでも私の工房にて弓を購入してくださって、ボウイングの理論を理解してくださって、私をとても信頼してくださっているのです。
こういう方には、私も協力したいです。
さて、カントゥーシャ作のヴァイオリンだけを試奏してもピンとこないかもしれないので、現在在庫の3本のヴァイオリンと、お客様所有のヴァイオリンの合計4本のヴァイオリンを弾き比べました。
さらに、「自分で弾いた感覚」と、「他人が弾いた音」の合計8回の弾き比べをして、そしてそれぞれに私の説明を加えました。
私が伝えたかった「楽器の本質」の一部でも吸収してもらえればよいのですが。
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