ドイツ・ヴァイオリン製作マイスター 佐々木朗の工房日記です。 ホームページは https://www.sasakivn.com です
ブログ記事

重要

音色を味に例えると

 この前日本酒を飲んでいて(私はお酒は弱いのですが)ふと思いました。  「味と音色って共通するところがあるのでは?」って。  私はこう感じました。  舌で感じるダイレクトな「味」は、中~高音です。音楽で言えば、旋律を奏で …

「音色が良い」と「音が良い」とはちょっと違うのです

 よく、自分の楽器について「この音色が好きなんです」と言っている人が多いです。または、楽器を購入するときに、「この音色が好み」と言って購入する人も多いです。  「音色」って言葉の響き、なんだか神々しいです。  しかし「音 …

弓竿の弱い弓を、毛を強く(多く)張っても意味が無い理由

 私の紹介する性能の高い弓は、弓竿の腰が強い弓です。だから少ししか毛を張っていないのに、しかしとても強いのです。この感覚は、実際に弓を購入して半年以上使っていた人にしか判らないかもしれません。  弓の試奏にいらした弱い弓 …

なぜ演奏家はストラディヴァリを所有したがるのか?

 私が技術者として、冷静、公平、客観性をもってストラディヴァリウスという楽器を判断すると、次の様に言えます。 「製作の歴史的な意味では、とても重要で優れた楽器。しかし純粋な楽器としては、今となっては他の優れた製作者の楽器 …

音楽の表現とは、相手の膝をコンと叩く行為

 音楽の表現とは自分一人では完結できません。  例えば自分独りでどんなに気持ちをこめて熱演したとしても、誰にも聴いてもらえなければ、誰からの反響もなければ、それは単なる自己満足の思い込み行為でしかないからです。  もっと …

「遠足のおにぎり」と「無限階段におけるゴールとは?」は、ほぼ同じ事を指しています

 私はこれまでに「良い音の本質とは、”遠足のおにぎり”である」と説明してきました。  最近では「無限階段におけるゴールとは?」という記事を書いたことがあります。  この二つの表現は、視点こそ違いま …

「自分が感じるよりも、音が遠くまで届く楽器」とは

 よく、「良い楽器は、弾いている自分が感じるよりも、音が遠くまで届く(飛ぶ)」と言われます。  この仕組みには、弓側の要素と、楽器本体の要素があります。  今回は楽器本体の性能側の「音が遠くまで届く」仕組みを説明します。 …

フロッシュ寄りでギギギッって雑音が出てしまうのは

 「圧力を掛けて」とアドバイスすると、音の出はじめ(フロッシュ寄り)で「ギギギッ」って雑音が出てしまうのを悩んでいる初級者が多いです。  なぜ「ギギギッ」って音がするのかを分析してみましょう。  それは、「ギ」と音が出た …

弦のピッキング加振のイメージ図

 ボウイングにおける、弦のピッキング加振の重要なモデル図です(実際には天地が逆になります)。  こういう物理原理の事を演奏には関係ないと興味が無い方がほとんどだと思いますが、この仕組みを理解できて、さらに意識できているか …

「良い弓が有ると書いていましたが、ありますか?」

 「良い弓が有ると書いていましたが、在庫有りますか?」っていうお電話を頂きます。  簡単に答えるのなら、「価格帯にもよりますが、良い弓有りますよ」です。  しかし正確に、誠実に答えるのなら、「良い弓とは何ですか? その定 …

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