ドイツ・ヴァイオリン製作マイスター 佐々木朗の工房日記です。 ホームページは https://www.sasakivn.com です
ブログ記事

重要

プロオケの奏者に起きやすい、姿勢の変化

 少し前にあるヴァイオリン演奏者の方と、肩当ての脚の長さの話題から、楽器の保持の話になりました。  私の経験上、肩当ての脚の長さがどんどん長くなって、脚ネジが抜けそうになっている方は、危険信号と思った方がよいです。  何 …

ヴァイオリンは古くなると、音が出るようになるのか?

 ヴァイオリン等の弦楽器は古くなると音が出るようになると思っている人が多いようです。  例えばYouTubeでスチールギターの試奏動画とかを観ても、「さすがヴィンテージギター、音の鳴りが違う!」みたいな事を言っている人だ …

なぜ多くのプロ奏者が、弓の性能について勘違いしているのか

 私は以前から、「大多数のプロの奏者は、弓の性能の事を勘違いしている」、「判っていない」と主張しています。  それはなぜかというと、次の4つの理由によります。 1.子供の時~音大に至るまで、そのような「弓や楽器の科学的・ …

音色を味に例えると

 この前日本酒を飲んでいて(私はお酒は弱いのですが)ふと思いました。  「味と音色って共通するところがあるのでは?」って。  私はこう感じました。  舌で感じるダイレクトな「味」は、中~高音です。音楽で言えば、旋律を奏で …

「音色が良い」と「音が良い」とはちょっと違うのです

 よく、自分の楽器について「この音色が好きなんです」と言っている人が多いです。または、楽器を購入するときに、「この音色が好み」と言って購入する人も多いです。  「音色」って言葉の響き、なんだか神々しいです。  しかし「音 …

弓竿の弱い弓を、毛を強く(多く)張っても意味が無い理由

 私の紹介する性能の高い弓は、弓竿の腰が強い弓です。だから少ししか毛を張っていないのに、しかしとても強いのです。この感覚は、実際に弓を購入して半年以上使っていた人にしか判らないかもしれません。  弓の試奏にいらした弱い弓 …

なぜ演奏家はストラディヴァリを所有したがるのか?

 私が技術者として、冷静、公平、客観性をもってストラディヴァリウスという楽器を判断すると、次の様に言えます。 「製作の歴史的な意味では、とても重要で優れた楽器。しかし純粋な楽器としては、今となっては他の優れた製作者の楽器 …

なかなか信用してもらえない

 これまでに何度も、「良い楽器や弓とは、自分の好みのものではなく、自分の価値観の外(自分の殻の外)の物なのです」、と説明してきました。  これは極端に言ってしまえば、「自分では良い楽器や弓は選べないのです」と言っているよ …

音楽の表現とは、相手の膝をコンと叩く行為

 音楽の表現とは自分一人では完結できません。  例えば自分独りでどんなに気持ちをこめて熱演したとしても、誰にも聴いてもらえなければ、誰からの反響もなければ、それは単なる自己満足の思い込み行為でしかないからです。  もっと …

「遠足のおにぎり」と「無限階段におけるゴールとは?」は、ほぼ同じ事を指しています

 私はこれまでに「良い音の本質とは、”遠足のおにぎり”である」と説明してきました。  最近では「無限階段におけるゴールとは?」という記事を書いたことがあります。  この二つの表現は、視点こそ違いま …

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