「良い弓が有ると書いていましたが、在庫有りますか?」っていうお電話を頂きます。
簡単に答えるのなら、「価格帯にもよりますが、良い弓有りますよ」です。
しかし正確に、誠実に答えるのなら、「良い弓とは何ですか? その定義は?」っていう事から説明しなければならないのです。
例えば、どの楽器店でも「良い弓有ります」って言うことでしょう。また、宣伝していることでしょう。わざわざ悪い弓を仕入れる楽器店は無いのです。
一方ユーザー側の考え方も、「自分の好みを他人にどうこう言われる筋合いは無い」と、思っている方も多いのではないでしょうか? そういう人の考え方からすると、「性能なんて、単なる個人の好み」と言えるかもしれません。
上記のふたつをまとめると、「良い弓って、言ったもの勝ち」とも言えるのです。そしてそれが日本の弦楽器業界の現状でもあるのです。
私が昔から一貫して、その非科学的な感覚論に対して抵抗してきたのです。
多少回りくどくなりましたが、私の工房には次の技術とそれに沿った商品が有るのです。
1.「良い弓とは何か?」を説明できる理にかなった理論(考え方)。
2.上記の考え方を実行できる、理にかなった弓。そしてその仕入れ技術。
3.お客様が実践して、確実にその効果を確認(実感)できること。
(4.購入後の調整技術。)
この3(4?)項目です。そしてそれが「性能の高い弓」なのです。
そんなわけで、まずは話を聞きにきてください。
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