ドイツ・ヴァイオリン製作マイスター 佐々木朗の工房日記です。 ホームページは https://www.sasakivn.com です
ブログ記事

工房

「弦楽器のしくみとメンテナンス」がマイナーチェンジして再出版

 おそらく、最近、「弦楽器のしくみとメンテナンス 第一巻」は継続出版されていたと思いますが、「第二巻」の方は廃刊になっていたと思います。  しかし、カバーとか、サブタイトルとかの若干のマイナーチェンジをして、再出版される …

自分の興味の無いことに興味をもつことが、上達に繋がるのです

「自分の興味の無いことに興味をもつことが、上達に繋がる」とは、矛盾しています。  しかし上達とは「自分の価値観の外を求める行為」なので、あながち間違った表現ではないのです。  例えば、先日書いた「コントラバスのフレンチ弓 …

コントラバスのジャーマン弓のボウイング

 先日、「コントラバスのフレンチ弓のボウイング」という記事を書きました。  結論として、「超絶上手な演奏家では、フレンチ弓でも圧をかけて弾くことができる。その証拠は、駒寄りを弾いていることからも推測できる」という内容でし …

コントラバスのフレンチ弓のボウイング

 以前、あるコントラバス奏者に紹介されたVincent Pasquier氏によって演奏されたCDを聴いて、驚きました。このCD、手に入るのでしたらコントラバス奏者でなくても是非お勧めしたいです。  先日、あるお客様と、コ …

BAM製のヴィオラケースの在庫があります

 少し前に仕入れたカントゥーシャ作の42cmサイズのヴィオラ用にと仕入れたBAM製の高級ヴィオラケースですが、ヴィオラを購入されたご本人がご自分でしっかりしたケースを探すということですので、このケースが余りました。そこで …

良いヴィオラは、ヴァイオリンの2倍くらい高価と思ってもよいです

 何度も書いていることですが、良いヴィオラって、ほんと少ないです。  絶対数自体が少ない上に、製作のレベルが低いのです。だから、良いヴィオラって本当に希少なのです。さらに、「大きさ」の問題もあります。  だから、自分の好 …

「理にかなったヴィブラート」は「性能の良い弓」とペア

 「理にかなったヴィブラート」とは、楽器が縦方向にブレない、指板の向きに沿った「弦長変化(=ピッチ変化)」奏法です。イメージとしてはこんな感じです。  ところが、この「理にかなったヴィブラート」って、単独では実現不可能な …

「遠足のおにぎり」と「無限階段におけるゴールとは?」は、ほぼ同じ事を指しています

 私はこれまでに「良い音の本質とは、”遠足のおにぎり”である」と説明してきました。  最近では「無限階段におけるゴールとは?」という記事を書いたことがあります。  この二つの表現は、視点こそ違いま …

素晴らしいソロ演奏でした

 私の工房のあるお客様はアマオケのコンミスなのですが、今回の演奏会の演目は長大ソロ演奏がある曲ということで、聴きに行きました。  素晴らしい演奏でした。  音に艶を感じました。色気と言っても良いと思います。演奏を聴きなが …

以前私も同じような実験を行ったことがあります

 楽器の音って、ホールによってどのように変化するのか? 音はどのように飛ぶのか?  弦楽器の技術者として、言語的な感覚表現ではなく、具体的な物理特性を把握していることが私は必要だと思っています。  だから私は、以前、小ホ …

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