この前日本酒を飲んでいて(私はお酒は弱いのですが)ふと思いました。
「味と音色って共通するところがあるのでは?」って。
私はこう感じました。
舌で感じるダイレクトな「味」は、中~高音です。音楽で言えば、旋律を奏でる主周波数帯域です。
一方、鼻を通して感じる「香り」は、中~低音です。ダイレクトな成分では無いのですが、音に豊かさを与える周波数成分なのです。
多くの方の楽器の品質だとか、またはオーディオ品質って、この中低音が貧弱なのです(箱鳴り音は異常共鳴なので別の話になります)。だから音が薄っぺらになり、さらに音が遠くまで届かないのです。
旋律(演奏)だけ追いかけていると、一生懸命だからこそ、なかなか「音」には気づかないものです。だから他人(専門家)のアドバイスが必要なのです。
これは食べ物でも同じなのかもしれません。
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