よくチェロだけの集団(時には1000人も集まって!)での演奏会や発表会がありますが、なぜチェロの人ってその手の集まりが好きなのでしょうか?不思議でなりません。
普段ヴァイオリンに隠れて発揮できない「ソロ根性」の鬱憤を晴らしたいのか?
あくまでも私の感想ですが、チェロが複数人数集まっても、チェロの良さは発揮できません。それどころか、せっかくの素晴らしいチェロの音を台無しにしていると思います。これは何もチェロだけに限らず、「ヴァイオリンだけ」、「コントラバスだけ」でも同じ事が言えます(ヴィオラの人はもともとその手の事に興味が無いと思います。それはそれで情けない・・)。
弦楽器(オーケストラについても同じ事が言えますが)の本質は、「比較」や「多彩さ」にあります。すなわち、他の楽器の音色が自分の音色の魅力を生み出してくれるのです。だから以前「ベルリンフィルの12人のチェリスト」というレコードが有りましたが(私も所有していました)、「テクニックが凄い!」以外の魅力は感じませんでした。
もちろん、趣味だからどんな演奏を行っても自由なのですが。