工房を新築してから16年以上経ち、色々な箇所に不具合が出はじめてその都度修理もしています。工房の流し台の水栓も、5年くらい前から強く締めないと水がポタポタ垂れる様になってしまいました。

 私はちょっとした水道の修理くらいだったら自分で行うので、工房の水栓の修理も自分で試みていたのです。ところが、肝心の部品が、どうしても外れないのです。それで修理を試みては、諦めてというのを年を空けて2度ほど行っていましたが、どうしても外れませんでした。

 そこで水栓そのものを交換しようともしたのですが、既に同じ水栓は売っていないので困っていたのです。単なる水栓と言え、私の道具の一部なので、「慣れ」が重要なのです。違った形(水が出る部分)の物にはしたくなかったのです。

 水の滴りは以前よりもさらに酷くなっているし、困ったあげくTOTOのホームページで交換部品の図面を調べてみたところ、原因は単純でした。写真の中の説明の通り、私の思い込みで外れる部分を勘違いして、その部分に浸透剤を差していただけだったのです。本来の緩む部分に浸透剤を差したところ、あっという間に(浸透させる時間はおきましたが)外れました。

 新品の部品に交換した水栓の動作、感触の気持ちいいこと、気持ちいいこと。苦労も吹き飛びます。

関連記事: