私は以前から主張していますように、社会の高齢者の運転免許証返納運動は危険だと思います。
半強制的な免許返納というのは、自動車運転においては、死刑宣告に等しいものだからです。安易に返納運動をすべきではありません。「返納」というと言葉上は自主的行動ですが、それが社会的な風潮、目という意味合いが含まれていたら、それは自主的ではなくて半強制的といえるからです。
私が主張するのは、徐々に制限していって、最後には「運転禁止」という流れです。事実、16才では原付は乗れますが、車は運転できません。オートマ限定免許なんていうのもあります。
このように、年齢だとか、技能だとかによって様々な制限があるのは、ごく普通です。これを「高齢者」に当てはめればよいだけの、簡単な話です。
私が主張するのは、ある年齢(65~75才くらい?)になったら、「高齢者限定免許」に移行する義務を課して、その高齢者限定免許で運転できる制限を作る事です。
例えば
・高度な安全装置の付いている車、もしくはシルバー専用車限定(速度制限も含む)
・高速道路走行禁止
いずれにせよ、社会的な「返納運動」は危険だと思います。単に偽善的な事を言っているのではなく、これからは高齢者の経済活動が日本を支える時代だからです。
関連記事:
- 高齢者の運転免許返納を、当然のように言う風潮は危険なのでは
- なぜ政府は一日も早く「シルバー専用車」を決めないのか
- 相変わらず「高齢者免許返納」の議論ばかり
- なぜ、シルバーカー(高齢者専用車)を世界に先駆けて作らないのか?
- 「高齢者専用車」を義務づけるべき