中学校とか高校生レベルの授業、または部活動において、”3Dプリンタ”とか”レーザー加工機”の導入を検討している関係者(先生?)も多いと思います。

 正直いって、”3Dプリンタ”と”レーザー加工機”では目的が全く異なる機械なので、何を行いたいかによって導入する機械の種類は異なってきます。それは当然判った上で、「授業とか部活動において、何か今風の機械を導入して生徒に体験させたい」という逆の考えもあるはずです。

 3Dプリンタは、まるで魔法の機械です。理想としては3Dプリンタを勉強すると完璧だと思います。しかし、3Dプリンタは、3Dモデリングをマスターするのにとても大きな労力が必要になります。だから結果的に、単純な人形とか模型を出力して終わりになってしまうのです。実用的でないのです。
 また、3Dプリンタの一番の問題点は、出力の時間が数時間~数十時間とか膨大に掛かることです。だから生徒が出力する作業に関わる事が出来ないのです。本来ならば、この出力作業こそが3Dプリンティングの一番重要な所なのです。そこを生徒が行わないのは、教育としては意味が半減してしまいます。

 一方、レーザー加工機とは、切り抜き作業とか、彫刻作業とかを行う機械です。平面のみの作業です。
 レーザー加工機のメリットは、加工作業がとても短いことです。通常のインクジェットプリンタ(正確に例えれば、製図プロッター)の動作みたいな感じです。だから生徒が作ったデータをその時間内で加工できるのです。これは大きなメリットです。

 教育的な効果が高いのは、レーザー加工機の方と思います。

 一方、工業科とか高専とかの専門分野においては、3Dプリンタのマスターの方が重要です。

関連記事: