ヴァイオリン修理クランプに続き、チェロ修理クランプも加水分解(?)によって、プラスティック部分がもろくなって壊れてきました(多くの同業者も同様に壊れて困っています)。これらの修理クランプは頻繁に使う道具なので、壊れていないクランプを選んでは使用していましたが、そろそろ数が足りなくなってきました。
何万円もするクランプセットなので、壊れたからと言ってそうそう簡単に買い直せるものでもないのです(もちろん修理部品も売られていません)。
そこでまた、ヴァイオリン修理クランプの時と同じように、3Dプリンタで修理部品を作って、補修しました。
お客様には見えない部分ではありますが、こうした道具のメンテナンスや補修なども、重要な仕事の一つです。
後日追記:試作がうまくいったので、色付きのフィラメントで完成品を出力しました。左の青色のが色付きフィラメントで出力したものです。
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