現在、カントゥーシャ作のチェロの納品のための最後の点検と微調整を行っているのですが、まあ良く出来たチェロだこと!「良い作り」とはこういう楽器の事を言うのです。
だから、適度な厚み(振動板としての理想の薄さ)なのに、構造的に強く、長年にわたって楽器に歪みが生じにくいのです。チェロって、強度的にとても弱い楽器なのです。だから多くの新作チェロでさえ、普通の方が見たら綺麗に見えるかもしれませんが、私が見ると数年でネックが下がったり、響板に歪みが生じてしまっています。それが普通です。
触れば触るほど、つくづく良いチェロだと実感します。このような良いチェロを購入できた人は本当に幸せです。
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