カントゥーシャ作のヴァイオリンを所有されている方(私の工房で一番最初にお売りしたカントゥーシャ作のヴァイオリンです)で、私が改造した楽器用防湿庫を使われているお客様が久しぶりに工房にいらっしゃいました。遠方の方なので、コロナ禍、なかなか東京にいらっしゃることが出来なかったのです。

 久しぶりにカントゥーシャ作のヴァイオリンの状態(ニスも)点検しましたが、完璧でした。

 普段、この防湿庫内に吊して保管していて、レッスン等で外へ出るときだけケースに移し替えて使っているそうです。だから楽器の状態がとても良いのです。湿度管理が良いだけでなく、ニスにケースの圧迫痕が付かなかったり、さらに楽器表面や内部に微細なホコリが付着しないのです。

 最初は多少面倒に感じたそうですが、慣れれば防湿庫で保管している安心感の方がずっと大きいとか。防湿庫の使い勝手を褒めていただきました。

 唯一、防湿庫の置き場所だけが、難点だとか。小さな冷蔵庫くらいあるので。

 

関連記事: