我々世代が子供の頃、例えば技術の授業で木工工作(例えば椅子を作るとか)を行う時、「ほぞ組み」は当たり前の木工技術でした。ちなみに「ほぞ」とは木に加工した雄型と雌穴の組み合わせ接合方法の事です。
私自身、小学生の3年生の頃から、見よう見まねで「ほぞ組み」を行っていましたし、皆さんも木工技術と言えば「ほぞ組み」と思うのではないでしょうか?
ところが電動工具の普及と共に、最近のDIYでは木ネジだけで強引にバシバシ固定する欧米の方法が流行っています。または木の表面加工においても、カンナを掛けずに、サンダーという紙やすりで削る方法がほとんどです。
それが悪いわけではないのですが、まともな日本の技術はこの先どうなってしまうのでしょうか・・・・?
逆に欧米の人に、日本の複雑なほぞ組み手法とか、カンナでの薄削りに興味を持っている人が多いのです。日本の技術を守る教育制度だとか、社会制度を作らなければ、日本はさらに空洞化してしまいます。
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