静岡県のあるホールのスプリンクラー事故(事件?)の件ですが、こんなことが起きるようでは、安心して演奏に集中することも出来ません。

 さて、弦楽器に大量の水を掛けられてしまったら、とりあえず次の処置をしてください。

1.パニックにならず、かかってしまった水の量を、冷静に把握する。これは重要な事で、パニックになることで二次被害を生じさせてしまう事も多いからです。
2.小雨程度の点々の水でしたら、乾いたタオルで丁寧に拭く程度で大丈夫です。あまり心配する必要はないでしょう。

3.滝のような大量の水を浴びせられた場合には、深刻です。その場合には次の処置をしてください。
4.弦と部品を全て外す。その時に魂柱が倒れてもかまいません。
5.楽器の外を乾いたタオルで丁寧に拭き、内部に水が入ってしまったようでしたら、楽器を逆さまにして、水を出してください。無理して、楽器内部に紙などを詰め込まないでください(f孔を割ってしまいます)。
6.できるだけ早く、行きつけの楽器店へ駆けつけてください。

注意:絶対にドライヤーなどで強制乾燥は行わないでください。これは一番やってはいけない行為です。確実に壊れます。

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