毎年この時期になりますと、住所不明のために、昨年末に発送した”Werkstattだより(年賀件、工房新聞)”が何通か戻ってきてしまいます。そして、顧客の修理・調整内容データベースから登録住所を削除する作業を行うのですが、中には私の工房で弓を購入して、その後一度か二度しか来ずに(場合によっては弓購入後一度も来ずに)削除してしまう方もいらっしゃいます。

 ご自分の判断でとか、または引っ越しとかの訳があったり、色々理由はあるのでしょうが、私からのお願いです。是非とも、工房にいらしてください。せっかく高価な弓を購入されて、そのままというのではあまりにも勿体ないです。

 私の工房では、基本的には他店で購入された楽器の調整はお断りしております。かなりの新規調整依頼の方をお断りしているのが現状なのです(つい先日もお断りしたばかりです)。しかし、私の工房で弓を(もちろん楽器も)購入された方は特別扱いなのです。せっかく私の工房で性能の良い弓を購入して、私の工房の「特別パス」を手に入れたのに、それを使いもしないで廃棄してしまうのは、自分で言うのも何ですが、あまりにも勿体ないです。

 性能の良い弓を前提とした、きちんとした調整ができます。いや、責任を持って行いますので、是非とも私の工房で良い弓を購入された方は、引き続き調整にもいらしてください。

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