これまでに何度か書いたことですが、省エネのためにも、日本の電圧を200~220Vに(さらに周波数も)統一すべきと思います。電力会社の反発もあると思いますが、これは日本の将来の国力を大きく左右する重要な課題です。
最近は1,000W前後の家電製品は珍しくありません。100Vの電圧ではそれらを駆動するのはエネルギー効率が悪いです。特に安物の電源ケーブルを使った家電製品では、電源ケーブルが発熱していることがわかるはずです。この熱は全てエネルギーの浪費です。
これからの日本がさらなる「電化」に進むことは間違いありません。エアコンや、IHシステムキッチンでは専用の200V電源を活用しているくらいです。さらに電気自動車などが普及した時に、100Vを前提とした社会ではヨーロッパや中国などの220Vを利用している国と比べて、おおきなハンディを背負うことになります。さらに省エネ的な意味でもロスが出ることでしょう。
電力の課題は「原子力発電」の問題だけではありません。これも至急手を打たなければならない重要な問題です。これは電力会社が自主的に行うことではなく、国策です。