今日はヴィオラの指板削りを行いました。このヴィオラは角(平面)指板が付いているタイプです。しかし最近では弦の進歩によって、チェロでさえも丸指板が増えてきています。ヴィオラの場合にはなおさらです。

 そう言った理由から、私は角指板の場合には、指板削りの時にわからないくらいの微量な範囲でですが、丸指板っぽく削っていっています。もちろん、一回の指板削りだけでは全く変化は起きませんが、10年とか20年とかの範囲で、ちょっとだけ角っぽさが和らぐのです。

 補足になりますが、指板が薄すぎて使えなかったり、継ぎネック作業で指板を剥がさなくてはならないという理由が無い限り、角を丸にするという安易な指板交換は行うべきではありません。

関連記事: