先日、工房を3日間休みにさせていただき、イタリアから来た義妹親子と、義母と、妻と(妻は仕事の都合で最終日に合流)、旅行に行ってきました。
最初は浜松に彼女らを迎えに行き、そのまま名古屋の「鉄道リニア館」へ行きました。この鉄道リニア館、予想していたよりもずっと見応えがあって、鉄道オタクでない私が見ても楽しかったです。
入場チケットに、「新幹線運転シミュレーター抽選券」と「在来線運転シミュレーター抽選券」というのが付いているのです。新幹線運転の当選はたったの6名だけということで当たるとは思っていなかったのですが、なんと当選!
義甥っ子(高校生)と私とで半分ずつ新幹線を初級者モードで運転したのですが、結果は「もう少し頑張りましょう」でした。
出発の時間になったので、鉄道リニア館を全て見終えないまま出て、今度は「伊賀の忍者の里」へ。私は車の中で休憩していましたが、義甥っ子は満足したらしいです。なんで、外人って、こんなに忍者が好きなのでしょうか?不思議です。
次は、伊賀から私の次女が下宿している奈良へと向かいました。
翌日、翌々日と2日間かかけて法隆寺、矢田寺の紫陽花園、薬師寺、東大寺などを訪れました。法隆寺や薬師寺は中学校の修学旅行以来でしたが、中学生当時の自分の事を思い出して、ちょっと懐かしい気持ちになりました。同じ事を、義妹も、義母も、そして隣を歩いていた夫婦?も、「修学旅行以来!」みたいに話していました。
中学生の時の自分と、今の自分とで違っていたのは、修学旅行の時の方が、見るもの見るもの、全てがキラキラと輝いていたような記憶です。今は、現実的というか、心の純粋さがなくなってしまったのでしょう。
ついつい職業柄、柱の木質や、表面加工方法と表面の荒れ方、塗装された漆の劣化、等々が気になってしまいます。
私の中学校修学旅行当時、完成直後で新しすぎて違和感があった薬師寺の金堂も、この40年の間にずいぶんと落ち着きがでました。
最後は娘が入部した奈良女子大学管弦楽団のアンサンブルコンサートを聴いて、帰ってきました。この奈良女オケ、オケとは呼べないくらいの驚くほど少人数で、ちょっとびっくり。都立西高校のオケも少人数だったのですが、今思えば、あの時のオケは大所帯でした。
おそらくヴィオラの子は初級者だったと思いますが、妻と、「自分たちもここから始めたね」と、ちょっと自分たちとその子をダブらせながら聴いていました。
あれから数十年! だけど弦楽器は一生ものですから何も変わらず楽しいですね!