私がドイツに住んでいたときにはインターネットもほとんど普及しておらず、日本語の情報に飢えていました。日本人同士で古い日本の雑誌や新聞を回し読みをしたり、NHKの雑音だらけの短波放送で大相撲放送を聴く(聴くというよりは、「聴き取る」という感じ)のがやっとでした。時々日本から送ってもらった日本番組のVHSテープなどは、それはもう「ありがたや、ありがたや!」という感じでした。
時は流れて現在は、ブロードバンドの普及で、日本の情報は何でも手に入ります。日本の(非公式)テレビ放送だってネット上にリアルタイムに流れているくらいです。
ところが「時差」だけはどうしようもないのです。以前、海外在住の日本人の方と、インターネット上に流れている日本のテレビ番組のリアルタイム放送について話をしたら、「時差があるから、実際にはそれほど活用できない」と言っていました。なるほどと思いました。
ところが最近、外国製品ですが「Vulkano Lava」というとても優れた機械が有ることを知りました。これを実家に設置すると、海外から(または出張先から)自宅のBDレコーダーを操作して、自分の好きな番組を自由な時間に視聴することができるのです。これまでにも「SONY ロケーションフリー」とか似たような機器はあったのですが、性能的にも自由度的にも、さらに価格の安さ的にも「「Vulkano Lava」の方が優れています。
例えばSONYのBDレコーダーなら、「Chan-Toru」というサービスで海外からでもインターネット経由で「番組の録画予約」とか、BDレコーダーの「視聴済み番組の削除」とかが簡単にできるのです。しかし番組を見ることだけはできませんでした。ところが「Vulkano Lava」をBDレコーダーに設置するだけで、ほとんど全て(BDレコーダーのオンオフも、操作も!)が可能になるのです。必要なのはブロードバンド環境だけです。
このように日本の番組を、日本と全く同じように海外で好きな時間に視聴できることで、例えば子どもの日本語教育の教材としたり、単純に娯楽として見たり、または海外のマニアの人にとっても興味深いと思います。
もちろん日本国内でも、出張先から自宅のレコーダーを見たり、またはタブレットを使えばお風呂で録画した番組を見たりもできます。
興味がある方は是非「Vulkano Lava」を調べてみてください。設置もとても簡単ですよ。
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