ここ2~3年の間に、ドイツのタクシーにトヨタのハイブリッドカー プリウスがずいぶん増えています。
ドイツ人、とくにプロのドライバーは保守的な人が多いので、これまでドイツのタクシーと言ったらベンツがほとんどでした。しかしプリウスがその中で受け入れられているということは、車の技術力が評価されているという証拠だと思います。
最近「フル電気自動車」という声の方が聞かれますが、あれは既成技術(ハイブリッドカーとか、低燃費エンジン車とか、水素自動車とか)で出遅れた国が、逆転するための保護政策としか思えません。
スマホに置き換えればわかりますが、スマホって便利ですが、いつもバッテリーの減りを気にしていなければなりません。または古くなると、バッテリーがへたってきたのも実感します。同じ事はノートパソコンでも経験済みです。
もちろん、街乗り用のコンパクトタウンカーとか、移動範囲の限られた配達車とかには電気自動車が最適と思いますが、これからの車全てが電気自動車に移行するという考えかた、または宣伝、または法律はちょっと危険と思います。
マスコミって、結局はスポンサーの犬なので、そういうことって言わないのですよね。時々、「行間に書いてあるので、読む側が受け取って」みたいなことを言っている筆者がいますが、そういうのは「書いてある」とは言わないのです。たんなる保身です。
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