昨日ドイツのミュンヒェンから帰ってきましたが、今回はドイツのタバコ事情の酷さに呆れました。
1~2年前くらいの日本のテレビで、ドイツの若者の間でトルコの水タバコが流行っているという話題は耳にしていました。しかし、水タバコ以外にもタバコがこんなに酷いとは思っていなかったのです。
私はほぼ毎年のようにドイツに行っているのですが、実際には仕事のための限られた場所(それも田舎が多いです)にしか行かないので、あまりタバコ事情がこんなに酷いとは感じていなかったのです。しかし今回はオクトーバーフェストや、バイエルンミュンヒェンのサッカーの試合に行ったりと、積極的に行動したのでいつもとは違ったのです。
とにかく、人前で当たり前のようにタバコを吹かしているその社会常識にあきれ果てました。例えば、サッカーの試合の休憩時間には多くの人が客席でタバコを吹かすので、バイエルンミュンヒェンのホームグラウンド「アリアンツアレーナ(半ドーム状)」がタバコの煙で霧がはった感じに白く曇るのです。さらに酷いのは、試合中にもタバコを吹かしている人が自分の周りだけでも数人居て、その煙が苦痛でした。隣に他人の子どもが座っていても全く無頓着なのです。その煙を嫌がっているドイツ人もいましたが、しかし注意している人は全くいませんでした。
私がドイツに住んでいたときよりも、タバコ事情は酷くなっているように感じました。あれだけ環境、環境と言っている国のくせに、ちょっとがっかりです。