最近、ついつい面倒くさくて、小型ミラーレスカメラ(APS-C)でブログやホームページの写真を撮ってしまっています。最近の小型ミラーレスカメラは性能が良いので、手持ちで気軽に、そこそこの品質の写真が撮れてしまうのです。便利になりました。
しかし、だから結果的に撮った写真の品質が低いのです。
もちろん小型ミラーレスカメラでも、きちんとした単焦点レンズを使用して、三脚で固定して撮れば、一眼レフカメラと同じくらいの品質の写真の撮影が可能です。しかし、それは本来の小型ミラーレスカメラの使用目的とは異なるので、そんな使い方をしている人はほとんどいないはずです。
一方、大きなデジタル一眼レフは、大きいが故に、普通に気合いを入れた撮影をします。例えば、大きな高画質レンズを使ったり、三脚に添えて画角や被写界深度の調整をしたり、または照明の調整をしたり。マニュアルフォーカスで、ピントを正確に合わせたり。
例えば次の作例は、一眼レフカメラで撮影した写真です。撮影対象(楽器とニスと照明装置)が、きちんと理解できると思います。被写界深度を浅く調整して、さらにピントの合う部分もマニュアルで調整して撮影しています。さらに、明るさも調整しています。
白状するのなら、最初はミラーレスカメラで撮ったのですが、意図した画質が得られずに、面倒くさいなあと感じながらも一眼レフカメラを引っ張り出して撮影したのです。
一方、この作例はミラーレスを使って、パチッと一瞬で撮りました。オートフォーカスで撮ったので、私の意図していない部分にフォーカスが合ったしまったのですが、「まあ、いいか」って感じです。最近、こんな怠慢品質の撮影をするようになってしまったことに、ちょっと、「このままでは、まずいな」と感じているところです。「まあ、いいか」と「それをやって何になる」は、職人としての私の最大の敵です。
関連記事:
- 高性能なミラーレスカメラは演奏会撮影に最適?
- 4K動画撮影に定評のあるミラーレス一眼カメラは?
- 弦楽器演奏会の撮影ビデオカメラで最適なのは?
- ミラーレスカメラDC-GH5M2の発表会映像は凄い
- ビデオカメラの画質 ”は”、価格相応