C841dn
 私はこれまでずっとCanon製のレーザープリンタを何台か使っていましたが、2年くらい前にDTP用に中古でOKIの業務用カラーレーザープリンタ”MICROLINE Pro 9800PS-X”を導入したのです。このプリンタの印刷品質が素晴らしく、通常工房で印刷に使う小型(中型?)プリンタも次はOKI製にしようと考えていました。
 もう数ヶ月前の話になりますが、長年使っていたCanon製のモノクロレーザープリンタをOKIの”COREFIDO C841dn”というカラーレーザープリンタに替えました。少し使ってみて、このプリンタも良いと感じましたので、今回ブログで紹介します。
 OKI社 “COREFIDO C841dn”の特徴は、
1.大きさ
 A3レーザープリンタ(両面印刷ユニット内蔵)なのに小型ということです。これまで使っていたCanon製のモノクロレーザープリンタとほとんど同じ大きさなのです。
2.解像度
 リアル1200dpiです。”1200dpi”という表記は今や珍しくありませんが、実際に印刷した解像力をみると多くの普及機プリンタでは??なのですが、このプリンタのそれは素晴らしいです。
3.PostScript 3エミュレーション搭載
 DTP関連ソフトを使っている方には無くてはならない「PostScript3」です。最初は「エミュレーション」に不信感を持っていましたが、なかなかどうして素晴らしい性能です。
4.購入後5年間の無償保証
 これはとても安心できます。高価なサポートオプションに入らなくてもすみます。
5.無料の印刷ジョブ記録ソフト
 無料で印刷ジョブ記録ソフトが付いていますので、印刷履歴とそれに伴う印刷コストも自動で記録してくれます。これは業務用途として使うのにとても重宝しています。
6.印刷速度
 結構速いと感じます。
7.追加オプション無しでも使える
 この手のプリンタって、高価なメモリを追加したり、両面印刷ユニットを購入したり、ネットワークユニットなど色々オプション品を追加しなければならないことが多いのですが、このプリンタは「買ったまま」でも十分使えています。
8.低消費電力、起動の速さ、静音
 SOHO用途にお勧めです。安くはないプリンタですが、少し前のA3カラーレーザープリンタの価格(40~50万円はあたりまえ)を知っている方からすると、実売価格は「そんなに安いの?」ってくらいです。
 褒め言葉ばかりだとOKIの回し者と思われるかもしれませんので、欠点も書いておきます。それは「ベタ」は苦手ということです。OKIのカラーレーザープリンタの共通の仕様のようですが、ベタの品質は「要改善」と言いたいです。
 A3ノビが使えないというのは、このサイズと価格を考えると欠点のうちには入りません。

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