工房に弟子がいるときには、その弟子用にと、ヴァイオリン製作関連の道具をドイツの専門業者に発注することは頻繁にありました。多いときには、年に6~7回も注文したでしょうか。
ところが、今は弟子も居ないし、自分の道具類はほぼ揃っていますから、新たに購入したいという気持ちにもなりません。それで、1年半くらい、ドイツに注文を出すのもご無沙汰でした。だから送られてきたカタログにも、まともに目を通すこともありませんでした。
しかし最近、必要な道具(道具と言うよりは消耗品)があって、久しぶりに注文したのです。それで久しぶりにカタログを眺めてみたら、見たことのないような新製品の道具類がたくさん掲載されていました。
欲しいと思えるような画期的な新製品はありませんでしたが、技術者としての「アンテナ」というか「向上心」というか、「好奇心」というかが衰えてきているということを、ちょっと反省しました。
若い時には、特に用も無いのに、東急ハンズとかのパーツ類を物色して、「この部品はこういう事があったときに活用できるかも」と考えたり、秋葉原の電気工具、部品売り場を眺めては「こんな工具もあるんだ」と考えたりして、常に何かがあったときの準備をしたものでした。まあ、暇だったから出来たことですが・・。
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