「ヴァイオリンを”独り”で練習したり、弾いたりするのが趣味なのです」という方は、意外と多いものです。
もちろん趣味には色々なタイプがありますから、それを全否定するわけではありません。
しかし、正直な気持ちですが、ちょっと勿体ないと思います。
ヴァイオリン(弦楽器)の魅力って、「楽器本体」はもちろんですが、「演奏(または練習)」という行為にあります。
そして何度も主張していることですが、自分独りで行っている行為は、自己肯定のナルシスト行動になりがちなのです。確かに、独りで行っていると、誰からも否定されなくて心地よいかもしれません。しかし、それはすなわち、自分の殻の中だけの行動でしかないという事なのです。家に引きこもっているのと同じです。
だから、「先生」につくことをお勧めします。演奏技術だけでなく、色々な事を教えてくれると思いますよ。
お金がかかってしまう? 大丈夫です。そんなものは直ぐに元が取れますよ。
そして先生についてレッスンするのに慣れてきたら、今度は発表会とか、合奏に参加してみてください。ヴァイオリンの本当の魅力が見えてくるはずです。
本当の魅力って何か? それは「人」です。人が見えてくるのです。
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