私と妻はドイツに住んでいたときにドラム式の洗濯機を使っていました。ドイツでは洗濯機=ドラム式です。そんなわけで、帰国後も当時は日本であまり馴染みのなかった「ドラム式」に対して、違和感は全く感じていませんでした。
家の新築を機に、初期のドラム式の洗濯乾燥機を購入しました。子どもが小さかったこともあり、乾燥機付きの洗濯機は大活躍してありがたかったのですが、その洗濯乾燥機はヒータータイプだったために、けっこうトラブルもありました。高熱で衣類が傷んでしまったり、縮んでしまったりという事もあったのです。
また、その機種がメーカーのリコール対象機種で、3度も対策に来たりして、とても振り回された洗濯乾燥機でした。
そこで、そのメーカーの洗濯乾燥機には見切りをつけて、今度はパナソニックのヒートポンプ式の洗濯乾燥機を購入することにしたのです。その頃にはドラム式選択乾燥機もすっかり普及していたので、各メーカー共々、製品の完成度も上がっていました。
「ヒートポンプ式」とは、簡単に言ってしまえば、「ヒーター式」が高熱で衣類を乾燥させるのに対して、「ヒートポンプ式」は除湿機で衣類を乾燥させるという方式です。だから、熱が少ないのです。衣類の傷み方は、ヒーター式の前機種(メーカーも、世代も違いますが)と比べて全く違いました。
ヒートポンプ式のメリットは、衣類が傷みにくいというだけでなく、電気代も安いのが特徴です。
そんなわけで、とてもよかったので、弟子の林さんにも「いいよ」と話しをしたら、早速購入したみたいで、「生活が変わった!」と満足していました。
女性の独り暮らしって、洗濯物を外に干しにくいし、結局は部屋干しとなってしまうはずなのです。現在大学生の次女も、狭いアパートで「部屋干し」メインなのですが、部屋の湿度とかの戦いだそうです。
さすがに大学生の次女には安い普通の洗濯機を買い与えましたが、今年から就職した長女には、お祝いとして、パナソニックのヒートポンプ式ドラム選択乾燥機を買ってあげました。型落ちのモデルとは言え、そこそこの値段です。しかし、この洗濯乾燥機の効果は、そのくらいの価値があるのです。
そして、名古屋の引っ越し先に届いたのですが、まあ大きいこと、重いこと。配送業者がブーブー言いながら、アパートの玄関にギリギリ差し込むように置いて帰っていきました。設置は自分で行いました。自宅の設置も自分で行っていたので、コツはわかっていましたが、しかし毎度、その重さには呆れかえってしまいます。
重要なのは、寸法的に入るかどうかです。洗面所のドアを外したりして、毛布の上に乗せて引きずって移動するのですが、今回は洗面台と壁との距離が本当にギリギリでした。
防水パンの上に防振用の高ゴムを置いて、一段高く設置するのがコツです。排水ホースの取り回しができるからです。
設置さえしてしまえば、あとは快適そのものです。ただ、引っ越しの事は考えたくないですね。
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