毎年の事ではありますが、この時期になると空気の乾燥が酷くて困ります。毛替え作業などへの影響だけでなく、健康的な面にも悪影響を及ぼします。

 工房では超音波式の加湿器を使っているのですが、モクモクと煙突の煙のように蒸気を噴き出しているにもかかわらず、それでも湿度計の値はほとんど上がりませんでした。加湿器のパワーなんて、そういう物だと思っていたのです。

 最近、長年使っている超音波式加湿器のパワーが弱いのは、超音波振動板が劣化してパワーが無くなっているのかもしれないという事で、新しい超音波加湿器を買い直すことにしたのです。買い直すと言っても、2,500円くらいの価格ですから大げさな話しではありません。

 ちなみに、私が超音波式に拘っていたのは、運転電気代が安いからという理由です。

 さて、新しい超音波加湿器の性能は、古い加湿器よりもちょっとだけ噴霧量が多いかな?って程度でした。そして何気なく説明書の消費電力を見てみたら22Wくらいらしいです。ヒーター加熱式の加湿の消費電力が300Wくらいですから、確かに、はるかにエコです。

 ところが、パナソニックFE-KXR07(気化式)の商品電力はなんと8Wとか。気化式の加湿器の方が工房の合っているのかもしれないと思い、こちらも追加購入して比較してみました。

 パナソニックFE-KXR07を運転してみて、驚きました。これまでの超音波式加湿器ではほとんど上がらなかった湿度計の数値が、みるみる上がっていったからです。超音波式のように蒸気の煙も何も見えないのにです。「気化式なんてどうせ」と偏見を持っていましたが、ちょっと驚きです。

唯一の欠点は、本体のサイズがそこそこ大きいところと、価格が高めのところです。すごく良い感じなので、居室用にも買おうかな。ナノイー機能が付いているから、気のせいかもしれないけれど、ちょっと風邪対策にもなるかもしれないし。

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