これまで洗浄&乾燥までの全自動超音波式レコードクリーニングマシンと言えば、70万円もするクラウディオCLN-LP200(現在は販売終了)という機種しかありませんでした。

 ところがクラウドファンディングで、似たような性能のHumminGurut超音波クリーニングマシンが登場したのです。それも超格安で。現在は日本アマゾンからも購入可能です。7万円というと高いと感じるかもしれませんが、ハイファイオーディオ関連機器の価格としては破格の安さです。

 私は現在バキューム式のレコードクリーニングマシンを使っていますが、徹底的な洗浄を行いたい場合には、仕事用の大型超音波洗浄機を使っているのです。しかし、レコードクリーニング専用品でないために、ちょっと面倒なのです。

 そこでこのHumminGurutを購入してみました。

 今回、初めて全自動超音波式レコードクリーニングを行ってみました。水には純水器で作った水を使いました(水道水を使うのは良くないです)。

 結果は予想していましたが、ちょっと微妙です。というのは、超音波洗浄はとても良いのですが、5分間の乾燥処理をしている間に、ホコリが付いてしまうのです。

 通常の針式のレコードプレーヤーならば多少のホコリは問題ないかもしれませんが、ELPレーザーターンテーブルは1つ2つのホコリでもプツプツと音が出ます(そのくらい再生性能が高いのです)。

 バキューム式だと、洗浄処理して直ぐにレコードをプレーヤーに納めることができますが、超音波式の乾燥だと時間がかかりすぎです。

 もっとも、それは判っていたことなので、この機種の欠点とは言えないです。使い方で、カバーできる事です。

 いずれにせよコストパフォーマンス抜群のクリーニングマシンだと思います。もっとも、私ならバキューム式をお勧めしますが。

 ちなみに、このHumminGurutのメリットは、低価格というだけでなくて、コンパクトという事もあげられます。これは大きなメリットです。

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