ELPレーザーターンテーブルはレコード盤面の情報をギリギリまで引き出すことが出来ます。しかし逆に、レコードの完璧なクリーニングが、使う上での条件になるのです。

 バキュームクリーナーなどの専用装置を使って、レコード盤面をクリーニングするのですが、ちょっとしたことで盤面に静電気が溜まってしまうと、あっというまにホコリが再付着してしまいます。

 静電気を逃がすためのカーボンブラシなども売っていますが、盤面にそのブラシを当てれば良いという、簡単な話ではありません。静電気は、そのくらい面倒なのです。

 そこでイオナイザーという機械を使ってみました。工場などの精密部品の静電気を取り除くための機械です。Keyence SJ-F300という小型の機械なのですが、静電気が溜まっているかがメーターで目に見えるので、とても使いやすいのです。

 実際レコードで実際に使ってみました。

 レコードをジャケット内袋(ビニール製)から取り出した瞬間、静電気が発生することが判りました。そして、静電気が発生した直後に、イオナイザーによってその静電気が打ち消されるのもわかります。次にバキュームクリーナーでクリーニングをして、レコードをバキュームクリーニング装置から外そうとしたら、ここでも一瞬、帯電しました。そしてイオナイザーによって除電されました。

 このように、イオナイザーはとても効果的です。

 下の動画は、イオナイザーの除電効果をわかりやすく表現するために、コーヒーミルにおける除電効果を撮影してみました。

 

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