昨日、「不注意で弓を落としてしまって、弓先が壊れてしまった」という修理の依頼がきました。私の工房にてお売りした弓なので、破損状況が心配でした。最悪、修理不可能ということもあり得ますから。

 壊れた弓を見て、弓先のチップだけの破損で済んでいてホッとしました。ほんのちょっと打ち所が悪ければ、弓先の竿の頭部分が折れていたはずです。とても運が良かったです。

 弓をぶつけたり、落としたり、引っかけてしまったり、ケースの蓋で挟んでしまったり・・・、そういう恐ろしい事故が潜んでいるという「意識」を常に持ちながら、弓を扱うことが重要です。

 「事故」はどうしても避けられない、仕方のないことではありますが、常日頃の意識から、その事故のリスクを幾分か減らすことは可能のはずです。

関連記事: