学生時代、オーディオに凝っていた頃には、週末にオケの先輩と秋葉原に通っては、”ダイナミックオーディオ”とか”セカンドハンズ”とかに通っては中古オーディオ機器を物色したり、”石丸電気”で輸入クラシックレコードを探したりしていました。秋葉原の”オヤイデ電気”からケーブルを購入して、オーディオケーブルの自作も行っていました。
あれから35年! またオヤイデ電気からフォノケーブルを購入して、レコードプレーヤー用のフォノケーブルを自作しました。オヤイデ電気は私が学生の時と全く変わっていません。
もっとも、「35年ぶりに」とは書きましたが、実際にはオーディオ用ではなくて、録音用のケーブルとか、音響実験用のケーブルを購入してちょくちょく自作していたので、懐かしさはありません。
ちなみに、私はケーブルに何万円~何十万円もかけるのはナンセンスと考えています。ブラインドテストで言い当てられないものは、「高級品を購入した事による、気分的な要因」と捉えています。だから、今回の自作ケーブルも、そんなにお金はかけていません。既製品(1.2m)だとちょっと長さが足りなかったので自作したのです。
蛇足になりますが、この手の趣味のオーディオマニアの行動は、弦楽器へも、良い意味でも、悪い意味でも応用できるので、とても興味がある分野です。試しに、「高級電源ケーブル」を検索してみてください。バカみたいな価格のケーブルが存在し、それがバカみたいに売れています。弦楽器界と同じカオス状態で、ある意味笑ってしまいます。蛇足になりますが、高級電源ケーブルに交換して「音が劇的に良くなった」と言っている人は、「プラシーボ効果」だけでなく、アースの処理(または極性の処理)をきちんと行った事による音質の向上です。
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