今日いらしたお客様は大学の先生だったのですが、ひょんなきっかけから、「人を育てること、人に教えること、伝えていくことの大変さと難しさ」の話になりました。

 私も若い人(弟子)に技術を伝える努力をしてきたつもりですが、その先生も苦労されているみたいです。

 人を育てることって、技術を伝える事って、ものすごいパワーを必要とするのです。そして追い打ちをかけるように、お金がかかります(教える私の方もお金が掛かるのです)。現代社会は、それ(例えば弟子の修行とか)を非効率の行為として、認めていません。一部の物好きの人が自主的にやっているものと思われています。

 私はその先生に、「このままでは、100年後には技術はなくなっているかもしれません」と言いました。目先の「ビジネス技術」だけが残るのかもしれません。

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