スマホって便利です。若者で「スマホ無しで生活できない」と思っている人もとても多いと思います。

 しかし冷静に考えてみてください。あの小さな画面から得られる情報量が多いと思いますか? こう言うと反論があると思います。

 多くの方がスマホの情報量が多いと勘違いしているのは、様々な「業者達」がスマホ用の情報を次々と提供しているからなのです。そしてそれはボランティア活動では無いのです。商業的な意味でです。端的に言ってしまえば、どうにかしてお金をとるためです。

 ある意味、洗脳活動です。

 若者は一見「無料ポイント」とか、「ポイント還元」とか、「3ヶ月間無料」とか、「10GBに増量!」とか様々なお得情報で引き寄せられて、毎月一生懸命稼いだお金を搾取されているのです。

 もっと重要なのが、貴重な時間も奪われているのです。

 スマホは便利です。だから私もこれからも使いますし、それどころか、私はスマホを使っていない人に勧めてきたくらいです。

 しかし、そこで重要なのは「スマホとほどほどの距離感で付き合う」という技術なのです。若者にはそれが出来ません。それではどうしたらよいのか? スマホを与えないのがよいのか?

 それは「物理的な制限」を課すことです。具体的に言えば、スマホを与えるときに、格安SIMで使わせることなのです。格安SIMというのは容量の制限があったり、通信速度が遅かったりします。通信速度的に動画が見ることが出来なかったりもするのです。その制限こそが重要なのです。

 大手キャリアは「10GBで使い放題」とか言って新規顧客(主に若者でしょう)を得ようとしています。しかし私はそれと反対方向に進むべきと考えます。

 この時代、スマホと距離を置きながら付き合う方法が、とても深刻な問題なのです。とくに、若者ほど。

 スマホの画面から目を離して、周りを見回してみてください。それが本当の世界です。

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