先ほど軽量ベルトの記事を書いていて、おじいちゃんの事を想い出しました。

 私の祖父は大工の棟梁で、無口の職人気質の人でした。しかし、酒は飲まず、静かで本をよく読んでいたのを想い出します。そういった意味では、一般的な大工とはちょっと違ったかもしれません。

 私が物心ついたときには、祖父は大工の第一線を退き、半分大工仕事、半分は畑仕事や家畜(やぎ)の世話をしていました。私はいつも祖父につきまとっては、遊んでもらっていたのです(母子家庭だったので母が仕事のために家にいなかったからです)。

 そんな祖父のイメージは、「ベルトの画が逆」という印象がとても強いです。私の背丈がちょうどベルトくらいだったので、特にベルトの柄と、その柄が逆向きだったことが印象的でした。

 子供心に、「なんで逆なの?」とは思っていましたが、そんなことは尋ねもしませんでした。

 大人になって、自分のベルトも逆向きになることを知って、はじめて「祖父も左利きだったのかな?」と思うようになりました。数十年来の疑問が解決するのは、心地よいものです。

 

 余談になりますが、私が中学生~高校生の頃、そんな祖父(もうけっこうな歳(90歳前くらい?)になっていました)のひげを剃ってあげていたのですが、家にあった古い、本当に旧式の電気ひげそり機を使って剃ってあげていたのです。
 しかし、今になって思うと、痛かったかもしれません。それを何も言わずに、有り難うと言ってくれていたのです。新しいのを買って、それで剃ってあげれば良かったと、今、心苦しいです。

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