私は全てのお客様に、言い方は多少違えど、いつも言っていることがあります。

 それは「自分の楽器に対しての礼儀」です。

 我々はついつい、自分の楽器が自分の従属物だと思いがちです。しかしその考えは傲慢でしかありません。自分の方が、弾かせてもらっているのです。それは楽器だけでなく、「環境」だとか「周りの人々」に対しても同じです。

 自分の考えを主張するのではなく、自分の周りの声を聴いてみてください。楽器の声も。

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